英会話をするときに、そもそも相手が何を言っているのか分からない、と言うことはありませんか？
何を言っているのか分からない相手の言葉に対して、返事をすることはできないので、その時点でコミュニケーションが成立しなくなってしまう。聞き取ることってとっても大事。
そもそも英語を「聞き取る」と言っても、実際は２種類の聞き取る、があります。
① 英語の音を聞き取る
まずは音を正しくキャッチする必要があります。この時に日本語にない音や、聞き慣れない音が発せられると、キャッチするのが難しい、違った音と混同してしまう、そもそもキャッチすることができない、といった事態に陥ります。
② キャッチした音を意味のある言葉として理解する
何とか音は正確にキャッチできたとしましょう。音そのものには意味はありませんので、その前後の音とつながって、意味のある単語、そして文となります。この時に、音は聞き取れているけど意味がわからない、意味の通じる状態では脳に届いていない、となると、結局はコミュニケーションができません。
つまり、私たちは音をキャッチし、それを意味のあるものとして理解して初めて、「聞き取れた」と言えるわけです。つまり、あなたが「英語が聞き取れないなぁ」と思っているのだとしたら、①英語の音をキャッチすることができていないのか、②その単語の意味、または文の意味が理解できていないのか、見極め、必要な対策を講じる必要があるのです。
英語の音を正しくキャッチするために
英語には日本語にはない音があります。さらには、LとRのように、日本語の音の分類では区別がしにくい音もあります。そして、実は、それらの音を、いくら大量に聞いたところで、聞けるようにはならないんです。
じゃあ、どうしたらいいのか。
意外に思われるかもしれないのですが、そこで重要なのが発音練習です。なぜ？
自分が発音できる音は聞き取れるからです！
そりゃそうです！LとRの音を自分が区別して出せるようになってしまえば、相手が発した音がLなのかRなのか、分からないはずないですよね。
リスニング力を上げる近道。実はそれは聞くトレーニングをすることではなく、発するトレーニングをする！これ、案外知らない方が多いように思います。
聞き取った単語や文の意味を理解するために
英語の音を正確にキャッチできたら、次、その意味を正確に理解する、のステップなわけですが、ここで必要になるのは、語彙や文法の知識が必要になるのです。
この時に、単語帳と睨めっこしながら語彙を増やす、とか、文法書で問題解きましょうという学び方ではなく（正確には、そういう学び方だけでなく）
- 単語帳の単語を声に出してみる
- 正しい発音を意識して文を読んでみる
音をしっかりと意識して学習してください。単語を意味だけでなく、音も一緒に学んでください。
正しく音をキャッチし、それを意味と結びつける
正しい音を学び、発音できるようになる
英語の知識を音と共に学ぶ
リスニング力アップの秘訣はこの２つ！これに尽きます。
