英語コーチの施永薫(せながかおる)です。
ホームページが素敵に出来上がりまして、今日からブログを書いていきます。
中1で学び始めた英語。高校、大学、と英語を専門的に学び、そして卒業後は、そのまま英語の教師になりました。そこから16年、2000人以上の中学生に英語を教え、現在は英語コーチとしてお仕事をしているわけですが、今日は、私の英語学習で、私が大事にしている5つのポイントについてお話しします。
1、楽しくなくちゃ始まらない
学生時代、私たちは自分たちで選択する余地もなく、学校で決められていた授業を受けていました。得意な教科も、あまり好きではない教科も、言われるがままに学び、テストを受けてきたわけです。
一方、大人になると、仕事や家事、趣味、と多くのことが目の前にやってきて、意図的に作らないと、何かを学ぶ機会、というのは減ってしまいます。
そこで、英語学習をやろう!と思っても、自分にとって苦行でしかないことなら「明日からでいいか」、「そのうち始めるよ」と先延ばしにしてしまいがちです。まるで私にとってのダイエット。
大変そう、しんどそうなことになかなか自分から飛び込んではいけないもの。だから、楽しい、楽しそう、と思えることがまずはスタートだと考えます。
2、好きなことじゃなきゃ続かない
自分自身を振り返っても、数多くの生徒を見てきても、英語力をつける子って、コツコツ努力を続けた子。なぜなら、英語は一朝一夕で身につくものではないから。そして、コツコツ努力を続けられる背景には、英語学習を「好き」なことと関連させているケースが多いです。
例えば、私の場合は、それが「洋楽」でした。好きだから、毎日聴く。歌いたいから、毎日歌おうと練習する。また、歌詞の内容、アーティストの情報が知りたくて、英語のサイトや雑誌を読みまくる。
これ、全て、やりたくてやっていました。誰に強制されたわけでも、テストに出るわけでもなく、ただただやりたかった。
楽しいと思うから、自発的に、どんどんやろうと思える。どんどんやるから、結果的に力がつく。「やれ」と言われたから、やらなくてはならないから、という動機よりも、自分が好きで、やりたい。この動機付けがあると継続力が格段に上がります。
3、英語なんて単なる道具
「英語ができたら…」色んな夢や憧れが頭に浮かぶと思いますが、でも冷静に考えてみると、英語って、あくまでも言葉。それ以上でもそれ以下でもない。
確かに、英語を使いこなせたら、色々な方に思いを届けやすくなるでしょう。世界中の方々とも繋がることができそうです。
でも、英語を使って何を伝えるのか、どんな話をするのか、ここからは自分自身の中にあるメッセージが重要なわけです。英語という道具を使って何がしたいのか?テストの点数が欲しいわけじゃないでしょう。資格を取りたいわけではないでしょう。ご自身が英語を使って、誰にどんなメッセージを伝えたいか、ここが明確になると、どんな英語を学んでいったら良いのかも、より明確になります。
4、完璧なんて目指さない
間違えたら嫌だから英語を話したくない
合っているかどうか自信がないから、話せない
そんなお話をよく聞きます。かつての私もそう思っていたので、その気持ち、痛いほどよくわかります。
でも、実際どうでしょう?日本語が母語という前提でご質問しますが、あなたの話す(使う)日本語は完璧なんでしょうか?
私の答えはNo!です。日本語であっても分からない単語もありますし、聞き間違えることもあります。言い間違えることなんて、しょっちゅうあります。
日本語ネイティブ30年以上でも、日本語で言い間違えをするのに、英語になった途端に「間違えたら恥ずかしい。だから黙っておこう」って、おかしくないですか?そもそも完璧に話せないのなら、話さないんだったら、そもそも伝えたいメッセージは何も伝わらないです。間違いがあったとしても、まずは単語1つでも、何かは発さないと伝わらない。
逆に何かを発したら、相手に受け入れてもらえる可能性は出てきます。完璧じゃなくて良いから、間違えたって良いから、何かを言ってみる。コミュニケーションってここから始まるんじゃないでしょうか?
5、綺麗は発音は、自信になる!
これは私自身の経験に基づいています。学校のテストで点が取れず、先生が説明してくれる文法が全然理解できず、自信もプライドもズタズタだった私が、ネイティブの先生に唯一褒めていただけたのが発音でした。
洋楽を歌っていたから、音に興味がものすごくあって自分なりに研究していたから、テストの点数では分からなかった、私の強みが発音でした。
発音は、英単語や文法と違い、学ぶべき内容に限りがあります。発音が正しく出せると、それだけで英語が堪能な印象を持ってもらえます。そしてもちろん自分の言葉が相手に正しく伝わりやすくなる。
英会話に自信を持てる大きな一歩になると思うのです。だから私は英語を学ぶすべての人に、発音にもこだわって英語学習をしてほしいんです。