Hello, 英語コーチの施永薫です。
英語は大事
英語ができるといい
どこかで聞いたことあるフレーズですが、
本当にそうなんでしょうか?
確かに英語ができると生涯年収が変わる、とか
海外旅行をもっと楽しめる、とか、
メリットも多分にあるとは
思うのですが、英語ができるだけで本当に人生は変わるのかなって、実は思っています。
私自身のことを言うならば、中学時代から英語をずーっと勉強してきて、英語教師、英語コーチ、とどっぷり英語に使った人生を歩んできたので、確かに私から英語をとったら、間違いなく私の人生は今とは全然違うものになっていたと思います。
でも、私のこのパターンって特殊なんじゃないかとも思うんです。
日本って、良くも悪くも、日常生活で英語ができなくて生活できないっていう場面ってそんなにないと思うんです。本当に良くも悪くも。
と考えると、英語が話せるということで人生は変わるんでしょうか?という問いに対して私の答えはやっぱり懐疑的です。
英語が話せるからといって何かすごい人になれるわけでも、
無敵になれるわけでも決してないと思うのです。
でも、英語を使ってより多くの人にメッセージを伝えることができることも確か。
英語に限らず、言語を習得するのには時間と忍耐が必要なので、英語を習得するということはその忍耐と努力を続けている、ということも間違いないので、意味や価値がない、ということは決してないでしょう。
でも、「英語が人生を変える」のではなく、英語を使って、どう人生を変えていきたいのか、その思い、その行動の方が大事なんだと思います。
例えば、英語を使って、誰と、どんな場面で、どんな話をしただろうか、とご自身に問いかけてみてください。
我が子に「英語を」を願うのであれば、英語のルールや単語を覚えることだけでなく、英語を使ってどんな場面で、どんなことを話したいのか、英語でどんなチャレンジをしてみたいのか、そんな未来の話を一緒にしてみるのも、すごくいいと思います。
英語は道具
英語が使えることではなく、
英語を使って何をしたいのか、
その部分をしっかりと思い描くことで、長く忍耐が必要な英語学習をより楽しめるのではないでしょうか?
自転車も乗れることが価値なのではなく、
自転車に乗って、軽やかに色んなところに移動できるのが魅力なのと同じように、
英語も話せるかどうかが使えるかどうか価値なのではなく、
英語を使ってどんな風になっていきたいのか、がとっても大きいです。
ぜひ2024年の英語学習を考えるときに、その部分をもう一度自分の中で深堀してみてください。