英語力を上げる

「知ってる」を「使える」に変える方法

英語がしゃべりたい。そのために英語を学び続けている。

過去形が何か分かるし、不規則動詞の過去形も一生懸命に覚えた。でも、いざ「What did you do last weekend?」と聞かれるた、パニックに陥って、言葉が出てこない。やっと出てきた一言が、I go shopping.

実はこれ、過去の私です。テストで点数は取れても、いざ話そうと思っても話せない。

つまり、「知っている」ことと、瞬時に「使える」ことは違う、ということです。

知らないことは使えるはずもないので、もちろん「知る」ことは大事です。でも、「知る」の段階で満足していては、結局英語がしゃべれるようにはならない、ということです。

では、「知っている」から「使える」に変えるにはどうしたらいいのか。

使えるようになるのはいつ?

何回練習したら…何時間勉強したら…「使える」ようになるのか。

もっと練習したら、もっと頑張って勉強したら、そう考えている人がとても多いと思います。でも、実は、これ発想が逆です。

使えるようになるまでトレーニングするから使えるようになるのではなく、使ってみるから使えるようになる。これなんです。

私はよく英会話を自転車に乗る練習に例えるのですが、いくら原理を学んでも、いくらエアロバイクで漕ぐ練習をしても、実際、自転車にまたがって、 バランスをとりながら漕ぐ、ことをしてみないと乗れるようにはなりません。

英会話も同じです。テキストで学んだことを元に自分で文を作ってみる。作った文を口から出してみる。ということをしなければ、いつまでもそれはテキストの内容。自分ごとになってはいないのです。学んだことに、自分のメッセージを乗せて、アレンジを加えて初めて、それはあなたの言葉となります。

もちろん1度や2度、文を作ったり、言ったりするくらいでは、まだスラスラ話せる、にはならないでしょう。でも、回数を重ねていくと、それはあなたの使える表現として積み重なっていきます。

使えるようになりたいのなら、まずは使う!これに限ります。

インプット(学び)をしたら、アウトプットの場を

じゃあ、学んだことをいつ使えばいいの?と思うかもしれません。

何か新しいことを学んだら、それを使う場面を最初から決めてしまいましょう。

  • 文法のテキストを見たら、その内容を使って、日記を書く
  • 新しい単語に出会ったら、それで推しを主役にした文を作る

学ぶ時点で、それをどこで、どう使うか、を考えておくと、学びが数段も深まります。このあと、必ずこの情報が必要になる。しっかりもらさず受け止めよう。アウトプットするための、インプットになるからです。

ただ授業を受けるのと、休んでいる友達に授業内容を後で伝えてあげようと思って授業を受けるのとでは、メモの取り方、集中力も変わってきますよね。

アウトプットする場を決めてからインプットをする。

何かを学ぶ前に、その学びをどこに活かすかを決めておく。

このステップを踏むかどうかで、得られる結果は大きく変わります。