自分らしく生きる

達成できる目標設定5つのポイント

2024年が始まりました。

ご挨拶が遅れましたが、どうぞ今年もよろしくお願いします。

さて、年の最初に目標を立てる方は多いのではないでしょうか?既に立てましたか?

「英語が話せるようになりたい!」

「今年は英語を頑張る!」

そんな目標を立てた方もいらっしゃるのではないでしょうか?元教師の私は、新学期の度に生徒たちに目標を立ててもらっていました。目標を立てるのが苦手、という方も多いですよね。

私自身も目標設定がすごく得意なわけではないのですが、目標の立て方って実はとっても大事、ということだけは痛感しています。立てた目標がよければ、ものすごくスムーズに達成できる場合もあれば、なんだか成果が上がらないままの場合もあるからです。

では、どういう目標が「達成」につながるのでしょうか?

目標には2種類

そもそも、目標と一口に行っても、実は目標には2種類あります。

1)成果目標

 手に入れたい、結果・成果の目標です。

 体重を落とす、英検取得、ハワイに行く

 などが成果目標と言えます。成果目標の場合は、数値まで設定するとよりわかりやすいでしょう。

2)行動目標

 一方こちらは、どのような行動をとるのか、を目標にしたものです。

 毎日運動をする、毎日音読をする、平日は朝5時に起きる

 行動目標の場合、その行動が取れることが目標なので、まずは【習慣化したいこと】が挙げられると思います。また成果目標を達成するために、どういう行動が必要になるか、行動目標に落とし込んでいくことも大事でしょう。

まずは、成果目標と行動目標。その両方を決めていく必要があります。

では、どう決めていったらいいのか。ポイントを5つお伝えします。もし、もう目標を設定したのなら、ぜひ以下の5つの視点で、ご自身の目標を見つめてみてください。

 

S: specific 具体的に

何よりも大事なのは目標が具体的であること!

「いろいろ頑張る」「できるだけやる」という目標では、結局のところ何をどう、またはどのくらい頑張、やるのか、が不明確です。これでは、取り組みにくいだけでなく、自分が取り組めたのかどうかを振り返ることも難しいです。

  • 体重を落とす → 体重を5キロ落とす
  • 毎日音読をする → 毎日10分音読する
  • ハワイに行く → ハワイに行って、ウミガメと泳ぐ

M: measurable 成果を計れる形で

目標を達成したのかどうか、判断ができない目標って実は多いんです。

例えば、「英語が話せるようになる」と言う目標。これ、具体性に欠ける目標です。「英語を話せる」ってどういう状態か、人によって差があると思います。

  • 英語で自分の趣味の話ができる
  • 我が子に毎日の出来事を問いかけられる
  • レストラン、空港、ホテルなど海外旅行で必要な場面で話せる
  • 英語の会議でプレゼンできる

これを見ると、目標によって学習のアプローチも変わる、ということも感じていただけるのではないでしょうか?具体的であればあるほど、とるべき行動が見えてくる。ここまでは

で、次に考えてほしいのが、立てた目標が達成できているかどうかをどうやって測るのか、ということです。英語で言うならば、オンライン英会話は成果を測るのにおすすめです。実際に旅行に行かなくても、会議本番前に、手軽に成果を測ることができます。

A:achievable 達成可能な負荷で

目標は高く!そんな言葉を聞いたこともありますが、高過ぎる目標は、目標達成を阻む壁になります。

山登りを全くしたことがないのに、いきなり「富士山登頂!」を目標に掲げても、ハードルが高すぎます。だったら、まずは、月に1回登山する、とか、もう少し小さな山を最初の目標に設定して、一歩ずつ富士山に近づいていくのがいいでしょう。

目標は、「(少し)頑張れば手が届く」くらいのものがほどいいのです。

英語なら音読をする習慣が全くないのに、「毎日60分音読!」ってどうですか?数日なら頑張れても続けるのは、かなり厳しいと思います。だったら、まずは10分から始めて、慣れてきたら、15分、20分、と徐々に伸ばしていって、最終的位は60分に到達する方がよっぽど実現の筋道が見えます。

目標は達成しながらアップデート・レベルアップするものです。

大きな目標のための、手前の小さな目標。達成可能な負荷で目標を立てましょう。

R: relevant 本当の願いなのかどうか

relevantとは元々「関連がある」と言う単語ですが、その目標が人生の目的、あなたの自分軸に沿っているかどうか、ということです。

例えば、理想の体型を目指すにも、様々な目標が立てられるでしょう。このワンピースが着れたらいいな、と憧れているワンピースがあるのなら、、必ずしも「体重を落とす」が目標としてふさわしいとは限らないのです。ウエストを絞る、とか、二の腕を引き締める、ことの方が本来の目的に沿う場合もあるからです。

あなたが立てた目標があなたが本当に達成したい人生の大目標に向かっているのかどうかが重要です。ここがズレていると、踏ん張りが効かなかったり、モチベーションの低下に引っ張られたり、結局は達成が遠のいてしまういます。

T:time-based  期限を決めて

最後は、いつまでにそれを達成するのか、期限を決めることです。期限が長過ぎても、気持ちが緩みやすいからです。

ダイエットは明日から、じゃないですが、いつか痩せようと思っていても、実際痩せられず、何月何日(イベントなど)までに痩せよう!と決めたほうがやる気も出るし、成果にもつながります。

期限より早く達成したなら、また次の目標と期限を設定すればいいので、必ずしも「今年中」に設定する必要はありません。何かイベントや、節目に合わせて期限を設定してみてください。

目標は見直しも大事!

目標設定のポイント5つ。S・M・A・R・T、そう頭文字をとると「スマート」になります。

スマートに目標を立てて、スマートに達成。そんな2024年にしてくださいね!!

そして、目標は立てて終わるのではなく、その目標が適切かどうか、ぜひこまめにチェックしてください。

少し気持ちが落ちてきたな、と思った時には、本当にその目標を達成したいのかどうかをご自身に再度問うてみてください。目標を少し変えることで、より動きやすくなるのなら、目標は変えてもいいんです。常に、自分が進化、成長できる方向に目標を設定し、着実に進んでいく。誰かと比べる必要も、自分に鞭を打ち過ぎる必要もありません。

目標はいつでも見直し、軌道修正する。そのための時間を定期的にとることをオススメします。