こんにちは、英語コーチの施永薫です。
私は現在、大人の英語の学び直しのお手伝いをさせていただいています。
受講生さんは30代から40代、そして50代の方がほとんです。学生時代、そして卒業後もあの手この手で英語学習にチャレンジしてきた方ばかり。
でも、実は個別相談会をしていると
- 今までうまくいかなかったし…
- もう物覚えが悪くて…
「今さらやってもしゃべれるようになりますか?」
と質問される方がかなり多いんです。
「今さら」の定義って??
私は10年ほど前に車の免許を取りました。
社会人になってから、しかも長女を妊娠中に教習所に通い、なんとか取った免許。
娘が若干早産で生まれ、私よりも少し長く病院に入院していた時に、必要に迫られ運転をしたくらいで、運転に自信がなかった私が運転席に座ることはほぼありませんでした。
そこから10年。どうしても必要に迫られた数回程度の運転経歴。完全なるペーパードライバーでした。
でも心の中でずっと「運転できたらいいよなぁ」と思ってはいたんです。でも同時に、「今さらやる勇気もないよなぁ」とチャレンジすることすらしてこなかった。
「いつかは…」と思っているうちは現状って変わらなくて、気づけば「どうせできない、今さらできない」と諦めていました。
それが車を買い替えるタイミングで、軽自動車が我が家にやってきたんです。
大きな車では出せなかった勇気も、軽自動車ならなんとか運転できるかもしれない。チャレンジするとしたら、今しかない!!
脱ペーパードライバーを決意して、練習を始めました。最初は近所を一周。そして次は3キロ先のスーパーへ、と徐々に距離を伸ばし、回数を増やし、自信をつけ…
私はペーパードライバーを卒業しました!!!!!!
自分が出かけたい時に、行きたい場所に、自由に行ける。
雨でも手軽に出かけられる。
いいことしか待っていませんでした。そして同時に心の底から、思いました。
何でもっと早くチャレンジしなかったんだろう…って。
「今さら」と決めたのは自分
そう、「今さら」って誰かに言われたわけでも、年齢で決まっているわけでも全くありません。自分が勝手に設定した壁だったんですよね。
そしていつかどこかで向き合うのなら、早くに向き合ってしまえば、長く楽しめるということを痛感しました。
もし、全然やりたくもない、興味もない、そんなことなら別にいいんです。でも、気になる、やりたい気持ちがあるのなら、「今さら」なんて言ったらもったいないです。
あなたは「今さら」と思っている「今」は、将来「あの時」やっていたらと振り返る「あの時」になるかもしれないですから。