あなたが、強くこだわっていること、ものはなんですか?
ほっといたらいつまででも関わったり考えていたいことってなんでしょう?
私には「音」
私にとってそれは、「音」です。
子どもの頃から歌うことが好きで、ぬいぐるみを並べて「おうちリサイタル」をやっていたし、高校時代には洋楽にハマり、そこから英語の音をものすごく意識するようになりました。
どう考えても、このフレーズがこんなに短い節に入りきらない。
どう考えても、歌詞カードのこの単語、言っていないんじゃないか。
歌を聞きながら歌詞を見ているとものすごく多くの発見がありました。
「あ、この音、実際発音してないな」
「この音は、◯◯じゃなくて□□っぽく聞こえるんだ」
自分なりに分析して、真似をして歌ってみました。歌えなかったフレーズが歌えるようになるのが嬉しくて、毎日毎日練習をしました。歌えるようになった歌は数えきれません。
そんな私が大学では本格的に「英語音声学」を学びました。
1つ1つの音が、どういう仕組みで、口の中のどこを使って、どうやって作るのか。
それはまるで高校時代の洋楽の分析、独自の研究の答え合わせをしているようでした。そうか、こういうルールがあったから、ああいう音に聞こえたんだ。ものすごくスッキリしていったのを今でもよく覚えています。
そして、教員時代には、生徒たちと歌を歌い、今も我が子たちとほぼ毎晩歌っています。
やっぱり音って面白い
日本語にはない音が英語にはあって、英語を学ぶことで改めて日本語の音についても考えさせられる。日本語と比較することで、より英語の音が明確になる。
私はやっぱり音が大好きで、音にこだわっているんだな、と思います。
どんな言語も最初は音から始まります。赤ちゃんは文字がわからなくても、音で言葉を認識し、音で自分の気持ちを表現する。だからやっぱり言語を学ぶ上で、「音」ってとても大切。音を味方につけたら、言語習得は絶対にはやい。私が今も、発音をお伝えしたい理由はここにあります。
セミナーもやってます↓↓